すた日記 その2キ

皆さんあけましておめでとうございます。その1を投稿して「日本語おかしくね?」「ウケ狙ってんのバレバレ」「退院してから煽りが雑になった」「身内ネタ多すぎ」と言われその2を書くことを恐れていた男 すた です。ごえしゃんとザキオとかいうホラ吹き達から送られてきた「文才あるね!」というLINEを眺めて今日まで生きてきました。年末俺も約束破っちゃったから強く言えないんだけどね。今日は俺が4ヶ月も飛べない体になった経緯を書きます。え!ハンググライダーって真っ直ぐ走ることさえ出来れば誰でも始められるスポーツなのに!?ちなみにハングが原因ではないです。まずは俺の相棒から紹介します。画像のピカチュウカラーのチャリこそが相棒Hummerです。実は兄が社長の令嬢からもらった2万円のお古のチャリです。今では形を変えて実家のウッドデッキでオブジェしてます。きっともう共に旅することはできないでしょう。ちなみに兄は俺と違いイケメンでオシャレで女心の分かる男です。昨日23歳になりました。チャリに添えられている登山リュックも良き仲間です。コイツと夏に富士山のぼりました。大学時代よく登山してた父からいただいた物です。ちなみに父は俺と似ていて元東工大で読書が好きでアウトドアが好きでした。(昔の写真はイケメンだったけど。)背景は足尾人にはキーンキャンプでお馴染み諏訪湖です。それではその諏訪湖がある長野県を目指した旅の1日目をお楽しみください。

9がつ 5にち          おおむねはれ

一昨日ザキオの誕生日で(覚えといてあげてね!)疲れがあると思いきや、予定通り5時に起きることが出来た。人通りが多くなる前に東京を脱しなくてはいけない。チャリにとって歩行者が少ない方が楽で安全なのだ。足尾人にとって一大イベントである、砂丘合宿が台風で中止になってしまったため予定が空き、同期との9/9の軽井沢旅行を目標に、山梨から長野を目指した。実は地形的には初日が大変で、東京と山梨の高低差や峠を1つ越えるという難所がある。オマケに帽子を忘れ、真夏の太陽にジリジリいじめられることになった。

朝は特に問題はなかったものの、山梨に入った辺りからブレーキに違和感を感じる。下り坂でとまれず、道にはみ出してた栗の木から攻撃を受けた。この時フットブレーキ(靴と地面を微妙に擦って摩擦で止まる方法)を編み出す。そんなこんなで最初の観光地大月市の「猿橋」に辿り着く。この猿橋は日本の文化財のひとつ「名勝」に指定されている。また、日本三大奇橋のひとつであり、この上で国玉大橋の噂をすると、大橋の嫉妬深い女神に殺される(逆も然り)なんて伝説もあったり。小さい頃から妖怪や伝説が好きで、長野への道中にあったので見逃せませんでした。昼頃で喉もカラッカラだったので目の前にある定食屋に寄ることにした。気前のいい優しそうなおっちゃんが作ってくれた山菜蕎麦は最高に美味かった。夏なのにクソ寒かった峠を越えると、甲府盆地で面白い形をした雲を見た。行く予定のなかった浅間神社や、傾いた陽に照らされたもも畑の景色も趣きが深かった。もも買っとけば良かったなぁ。あと第1自転車修理チャンスポイント。暗くなってからデポを見つけ、黒のイカしたアウトドアハットを買ってから、夜飯に山梨の名物ほうとうを食べた。夏に食べる物じゃないと思うけど、体で山梨を感じることができた。お酒屋さんで山梨の地酒を買い、韮崎という駅前で1人晩酌をする。知らない土地で夜風を浴びながら、その土地の贅沢をする。旅の醍醐味である。長くなったけどこんな感じで1日目を終えましょうか。(つづく…)

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