こんにちは、足尾ハイクアップ部の川波です。
時間かかってすいません。なんせ24、25日はお楽しみだったもので(=´∀`)人(´∀`=)
イチロー風?何だそれ、よう知らんけん、俺は川波風でいかせてもらうぞい!
ハイクアップとはもともとスノボ用語で
「歩いて山を登ること」
という意味らしいですね。そう、我々が言うところのハイクアップとは、
「グライダーをかつぎながら歩いてテイクオフまで登ること」
という意味です。
今の足尾でハイクアップ飛びをたしなむ人は多い。言わずと知れた板さんをはじめ、藤田さん、ハイジ、社会人の方でハイクアップされる方もいらっしゃる。
僕は昼間よく登りますが、朝ハイクアップは空気も綺麗で格別。いつもnasaバスで登る道路は通らず、木々が生い茂る険しい山道を通るのですが、坂は急だし滑りやすいし、夏はクソ暑いしでかなり劣悪な環境。ハイクアップと口で言うのは簡単だが、実際に登るのはかなりキツイ。
テイクオフまでは平均40〜50分もかかるけど、登りはじめて5分もすると息があがってくる。10分で脚が痛くなる。15分で心が無になる。この頃にはすでに全身汗まみれ。
登り始めるまではやる気満々、登り始めると「こんなことしなければ良かった。頭おかしい。狂ってる。」という念だけが残ります。もはや飛ぶことなど考えず、ただ背中にのしかかって背中の汗を吸う布の塊を運ぶのだ。
やがて木々に埋もれるようにたたずむ仮設トイレが見えた時、ふと我に帰る。
「ああ、もうすぐ着くんだ・・・」
長く続いた薄暗い緑のトンネルを抜けて光に包まれる。左側には遠くはなれた大地。
「ああ、限りなく遠くに来にけるかな・・・」
冷たい風が、全身を洗うように吹き抜け、毛穴の一つ一つを乾かしてくれます。
心臓がバクバクするたびに力がみなぎって、呼吸をするたびに自然のパワーが染み込む感覚。例えるならばナルトの仙人モード。
疲れは吹っ飛び、汗ばんだ服の上から防寒着を着る頃には「またハイクアップしたいなあ」と思ってる。
ハイクアップのご褒美はこれだけではありません。ハイクアップを続ける最大の理由、それは
「ハイクアップするといい飛びができる」
からです。私はこれを『ハイクアップの法則』と呼んでいます。ハイクアップした日は、なぜかテイクオフ、ランディング、ソアリング、項目練習が全てうまくいってしまう。そればかりか、運気さえ高まった気もします。ハイジもこの法則を実感しているらしい。
この法則に根拠があるとすれば、
ハイクアップ飛びはガソリンを使わずに飛ぶ
→地球に優しい
→優しくした分地球が我々にお返ししてくれる
という因果関係があるのではないかと勝手に思っています。そもそも朝の運動は健康にいいですよね。日中爽やかな気分になるしストレスの発散になるし、脳にもいいらしいです。
ハイクアップのメリットはもっとあります。パラがうまくなりたいハチドリは特に聞け!
朝ハイクアップは必ずインストラクターさんと登ります。登って飛んでショップに帰るまでの間、イントラとほぼマンツーでおしゃべりができるわけですが、普段聞けない気象知識、フライトのコツ、ステキなフライト体験談を生で聞きまくれるんです。これはかなりデカイですよ!!
ハイクアップの魅力は長々と語ってしまいましたが楽しんでいただけたでしょうか。私が nasaバスの運転手達に消される日もそう遠くはないでしょう。ハイクアップ人口がもっと増えたら、ハイクアップ大会を開きたい。XアルプスならぬX足尾を。
Happy Hike Up!!⤴︎⤴︎⤴︎