お久しぶりです。中山です。
今回僕が出場したのは2ndClassで3つあるクラスのうち一番下のクラスです。
競技内容はデュレーション、いかに長く飛んでいられるかを競うクラスです。
誘導取れてから2か月弱の自分としては、対してソアリングもしたことがなく、全く自信もなかったですが、ただ単に大会に出てみたいという思いと、いつもと違うエリアで飛んでみたいという好奇心から、記念受験のような気持ちでエントリーしました。
パラ学、新歓、砂丘などでずっと裏方にいたことや、ハングの大会が年に2回ほどしかないことも関係しているのかもしれませんが、とにかく大会に出たいという思いが強かったです。
大会中はあまり天気に恵まれず、ほぼテイクオフするタイミングで決まってしまうような運要素が強い大会でした。
結果は17人中3位、初日のアドバンテージが大きかったです(笑)
運も実力のうちということで賞状をありがたく頂戴しました。
とりあえず出てみた大会でしたが、結果を抜きにしても、得たものは多かったと思います。
nasaSを経て感じたことを備忘録的に書いていこうかと思います。
まず初めに感じたのは、「全国には自分たちのように頑張っている学生フライヤーがたくさんいる」ということ。
これは頭ではわかりきっていたことなのですが、実際に会って、エリアの話を聞いたり、うまく飛ぶコツを教えてもらったり、同じような悩みを共有したりすると実感が湧きますね。
百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。
次に感じたのは、「みんなと飛ぶと楽しい!」ということ。
今まではあまり、大勢で同時に飛んだことがなく、あったとしても、自分だけ低空に置いていかれることが多かったのですが、最終日に20機くらいで山ぎわを飛ぶことがありました。
すれ違いざまに手を振ってみたり、他人の動きを見て、揚がりそうなところを探したり、今までにない経験をたくさんできてとても楽しかったです。
ふだんはほぼない同時進入のアプローチもなかなかいい練習になった気がします。
そして、大会後に足尾に戻って感じたのは「風をより鮮明に感じられるようになった」ということ。
今まで足尾という限られた環境で限られた人の意見しか聞くことができなかったのに対し、
今回いろんなエリアのいろんな人から、いろいろなアドバイスをもらえたのが大きかったのかなと思います。
今までは風向や斜面の向きくらいしか意識できていなかったのですが、
大会中にいろいろな人にアドバイスをもらったり、他人のグライダーの挙動を見たりすることによって、細かな地形まで意識を向けることができるようになり、今までよりも細かく風の流れを意識できるようになった気がします。
その結果、上げるというよりは落とさない技術が少し身についたのかなと思います。
(まだまだへたくそですが。)
普段なかなか他エリアとの交流ができないので、全国からたくさんの人が集まる大会はいい機会だったのかなと思いました。
気持ちが先行して出場した大会でしたが、とにかく楽しかったし、
いろいろな人とふれあえていい刺激になりました。
来年はこの楽しさや嬉しさを後輩とも分かち合えたらいいなと思います。
講習きついかもしれないけどガンバレー!!
最後になりましたが、大会を運営してくださった、板さんゆうじさんはじめスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。