こんにちは
秋の空気にわくわくしているななぼっちです
今日は初飛びしたときのことを書きます
9/3に念願叶ってようやく初めての高高度フライトをしました!
その日もいつものように講習機をナサバスに詰め込んで講習場に連れて行ってもらってました。
「あぁついに20回目か。
みんな飛んじゃってパラ講習も寂しくなってきたな。
最近全然上達してる手応えないし、やっぱり人には向き不向きがあるし、私にはパラが本当に向いてないんだろうなァ」
って思いながら揺られてました。
そしたら無線から突然大門さんの声が聞こえて、「目次さん今日初飛びしちゃおっか?!」と言ってました。
正直自信無いし、講習で立ち上げ全然上手くないし、誰かががやめとけって制止するかな?とか思いながら無線に耳を傾けていたら、やっぱり初飛びする流れになりました。
それからショップに連れ帰ってもらって、ザックに機体とハーネスとメットを積めて、またたく間に山上げ。
すっごく緊張してて夢か現かって感じだったけど、隣に座っていた名草さんが色んな話をしてくれたおかげで少しリラックスでき、これから飛ぶんだという実感が徐々に湧いてきました。
ついにパラ駐に着いて山道を歩きます。
前日まで降り続いた雨のせいで地面がぐっちょぐちょ。
足元をよく見ながら、前を歩く瑠璃さんを見失わないように、慎重に歩きました。
集中してたらいつの間にか今までのことを振り返り始めていて、いつもこんな失敗してたなとか、誰にあんなアドバイスをもらったとか、先輩に励まされたときの言葉とかがグルグル頭の中を巡ってました。
そしたら、「あれだけ長い間講習してたんだから、たぶんなんとかなるでしょ。」と思えるようになって心に余裕が生まれました。
メインテイクオフに到着したときは適度な緊張感と高揚感で身体がいっぱいでした。
風が強くて1hくらい待機していた時は、身近な先輩や同期の顔を思い浮かべてただひたすら感謝の思いをぶつけてました。
そして11時くらいにようやくキャノピーを広げて飛びの準備。
ハーネスを着ながらいよいよだなーってドキドキワクワク。
ランディングの板さんと無線機のチェックをして、いざテイクオフ。
腕に力を入れないように気を付けて、一生懸命走ったらいつの間にか浮いてました。
講習の時みたいに左翼が傾くこともありませんでした。
見下ろす景色は今まで見たどんな光景よりも感動的で、360度空に包み込まれて風を切るのが最高に気持ちよかったです。
しかしランディングを見つけて、あそこに降りるのか?と安心していたら、いつの間にか無線が聞こえなくなってました。
ときどき、「右!」とか「おせーよ!」とか「なにやってんだ!」とか聞こえるけど、自分が今どうすべきなのかが全然わかりませんでした。
あたふたしていたらいつの間にかマムシ谷が近づいていて、もしかしてツリーラン!?という状況に。
だけどなんとか機体を操作して、藪と芝生のギリギリの所に着地しました。
怒鳴り声しか聞こえない無線もズンズン近づくマムシ谷もほんとに怖かったので、立ち上がれなくてぐずぐずしていたらみんなが走って来てくれました。
みんなの顔を見たら緊張感や恐怖が解けて涙が出たけど、オメデトー!って言われているうちに初飛び終えた実感を持てるようになりました。
これが私の初飛び記録です
結局その日は3本も飛べて4回も山道で転んで、初飛びおごりで魚八に連れて行ってもらいました。
あまりに上達しないから、何度も何度も退部届を出そうと思ったのに踏みとどまったのは、足尾のみんなが好きだからで、この人たちともうお別れなんて絶対嫌だから頑張って講習に通い続けました。
指導してくださったイントラさんやnasaのみなさん、
いっつも駄目だ?って言ってる私に根気強く声をかけ続けてくださったり、講習の様子を見に来て指導してくださった先輩方、
いいお手本になってくれて励ましてくれたり、落ち込んでるときに話を聞いてくれた同期、
みなさん本当にありがとうございました!
この御恩はなかなか返せるものではないと思うので、これからも飛び続けて上達していく中で感謝を伝えられたらなと思います。
細かいことは誘導を取ってから考えるとして、今後の目標はとにかくたくさん飛ぶことです。
まだまだまだまだ至らないひよっこフライヤーですが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!!!